キヤノンから画質に拘った新しい"PowerShot"が登場する。『PowerShot G1X MarkII』、プロや業務用途でも評価の高いGシリーズの最新作はCP+2014でもお披露目されていたが、大型センサー搭載と新開発のレンズ、そして高解像度のEVFが大きなポイントだ。外装の仕上がりも剛性感が有り、手にするとしっかりとした存在感が有る。まずはその描写をご覧頂ければと思う。
少々絞り込んでの撮影、広角端での撮影だが四隅までかなりしっかりと解像しているのが分かる。ほぼ逆光の強い照り返しの中での撮影だったがフレアもほとんど見られないのは優秀だ。
絞り:F9.0 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:3200 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
ISOを3200まで上げているが…いや、これには驚いた。ほとんどノイズが見られない描写である。ExifデータでISO3200と見た時には本当かと目を疑ってしまった。うるさく言えば少々ダイナミックレンジが狭まっているのと暗部にノイズが微かに見えるが、しかし見事としか言いようが無い高感度特性だ。これはISO3200も常用感度として積極的に使って行ける写りだろう。
絞り:F3.9 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:320 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
11群14枚構成のレンズと聞いた時には、どれほどキヤノンがこのカメラに力を注いでいるのかが伺える思いだったが、実際に撮影してみると確かにその力は発揮されている。35mm判換算で24mmから120mmと使い勝手の良い画角をしっかりとカバーしており、それでいてレンズと画質に無理が感じられないのはさすがである。どことなく余裕すら感じるのはレンズとボディをしっかりマッチングさせている事も有るのだろう。渋い発色の被写体も、そのままシブく表現してくれるのは嬉しい。
絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:3200 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
アンダー目に、モノクロームで撮影しても暗部のデータがちゃんと残る。それでいてこちらもISO3200だ。高感度ではトーンに無理が出やすいが、ここまで粘ってくれれば言う事は無い。
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
絞り:F3.9 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:640 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
個人的に大いに魅力を感じたのは外付けのEVFファインダーだ。青みを感じさせない綺麗なホワイトバランスと、ちらつきの少なさがとても魅力的な完成度の高いファインダーである。実際、逆光時などでは積極的に使用したが、EVFもここまで来たかと思わせるファインダーで撮っていて気持ちがよいものである。
絞り:F3.9 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:640 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
背面液晶はバリアングルのタッチパネル方式。フォーカスポイントを簡単に変えられるのは便利である。狙った所にピンポイントで、しっかり絞り込まれてくれるのが便利だ。
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
望遠端で、ビルの窓ガラスまでしっかりビシッと決まる。細かい部分まで本当に綺麗に描くカメラである。
絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II望遠端で、ビルの窓ガラスまでしっかりビシッと決まる。細かい部分まで本当に綺麗に描くカメラである。
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
絞り:F3.9 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:500 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:250 / 使用機材:Canon PowerShot G1X Mark II
レンズ外周に配されているデュアルコントロールリング。その名の通り2重のクリック感のある後部リングとスムーズな回転をする前部リングに分かれているが、ここにF値や露出補正等を割り当てると格段に使い勝手が良くなる。全体としてコンパクト機としては少々大柄であり、重量も決して軽いボディではない。しかしその充実した機能と使い勝手、そしてカメラとしての完成度の高さは一眼機と張り合う程の、メイン機材としての資格を十分持ったボデイだろう。レンズとボディがトータルで練り上げられた完成度の高い1台である。
Photo By T.Kimura
http://news.mapcamera.com/KASYAPA.php?itemid=23579
冇興趣 , 己有A5000
回覆刪除看圖唔識字 T_T
回覆刪除http://translate.google.com.tw/translate?sl=auto&tl=en&js=n&prev=_t&hl=zh-TW&ie=UTF-8&u=http%3A%2F%2Fnews.mapcamera.com%2FKASYAPA.php%3Fitemid%3D23579
回覆刪除